母子生活支援施設とは?

どんなひとが暮らしているの?

母子生活支援施設を利用できる方は、以下の方です。

・母子世帯の方

・子どもの年齢が満18歳未満の方

・住宅困窮、養育困難、DV被害などの理由があり、支援を必要としている方

・区及び施設の定めるルールが守れる方

 

どんな生活をしているの?

母子生活支援施設は、集合住宅型の施設です。プライバシーが守られた世帯ごとのお部屋があるため、世帯の中で家事や育児ができます。また、子どもたちは学校や保育園等に通い、お母さんたちも仕事や学校に行くことができます。

親子での安心・安全な暮らしを実現させながら、仕事や生活、育児のこと等、多様な悩みへのサポートを受けることができます。

 

ベタニヤホームとは・・・

ベタニヤホームでできること

職員にいつでも相談することができます

心理職によるカウンセリングを受けられます

乳幼児期の子どもの保育を頼めます


小学生以上の子どもは学童保育に参加

できます

施設内行事に参加できます

その他に、

・母子生活支援施設で暮らす子ども向け奨学金制度が使えます

・地震や台風への備えを職員と一緒にしていきます

・施設で開催されるフードパントリーに参加できます

 


お部屋の様子

※この間取りは一例です

 

お部屋はそれぞれの世帯ごとに独立しており、

バス・トイレ・キッチンは各お部屋にあります。

 


母子生活支援施設ベタニヤホームとは?

母子生活支援施設には、様々なトラブルにみまわれた母子世帯が暮らしています。施設職員と共に、考え、行動しながら、親子で安定した生活をスタートできるよう準備をする施設です。

 

母子生活支援施設は、児童福祉法第38条に規定された公的な施設です。

<児童福祉法第38条>

母子生活支援施設は、配偶者のない女子又はこれに準ずる事情にある女子及びその者の監護すべき児童を入所させて、これらの者を保護するとともに、これらの者の自立の促進のためにその生活を支援し、あわせて退所した者について相談その他の援助を行うことを目的とする施設とする。

 


1923年(大正12年)、東京を中心に災禍をもたらした関東大震災を機に設立され、罹災した母子を受け入れたのが母子生活支援施設ベタニヤホームです。また太平洋戦争では1945年(昭和20年)の東京大空襲により利用者の半数以上が亡くなるという災禍にも見舞われました。

 

2020年(令和2年)、5年を掛けて施設の建て替えを行いましたが、新型コロナウイルスの猛威により、新しい建物での事業はひっそりと始まりました。天災、人災を問わず、大きな災禍を乗り越えてきた私たちは、現代社会において子どもの権利、女性の権利を擁護し、母と子が共に暮らせる力を利用する方々が持てるよう、日々、生活上の支援から専門的な相談まで、個々の状況に応じた支援を展開しています。